▼目次
1. 詰め物があってもホワイトニングはできる？
2. ホワイトニングと詰め物の交換、どっちが先？
3. ホワイトニングと詰め物交換の判断法と治療手順
4.南阿佐ヶ谷駅徒歩1分の歯医者南阿佐谷ファミリー歯科のホワイトニング
鏡を見るたびに「前歯の色が気になる」「昔の詰め物だけが浮いて見える」といった悩みを抱えていませんか？年齢とともに歯は少しずつ黄ばんできますが、過去に詰めたレジン（プラスチックの詰め物）やセラミックは、そのままの色で残ってしまうため、歯全体の色味がバラバラに見えることがあります。ホワイトニングで歯を白くしたいと思っても、「詰め物があるけど大丈夫？」「先に交換したほうがいいの？」と迷う方も多いでしょう。
今回は、ホワイトニングと詰め物の順番や、治療時の注意点について解説します。
1. 詰め物があってもホワイトニングはできる？
ホワイトニングは天然の歯に適用しており、人工物である詰め物や被せ物には作用しません。そのため、すでに詰め物が入っている場合には、仕上がりの色にバラつきが出る場合があります。
①ホワイトニングの作用範囲
ホワイトニング剤は、歯の表面のエナメル質に浸透し、内側の色素を分解することで歯を白くします。つまり、天然歯にしか作用はなく、詰め物や被せ物の色は変わりません。
②詰め物があると歯の色にムラが出る場合がある
天然歯が白くなる一方で、過去に入れたレジンやセラミックはそのままの色で残るため、詰め物だけが浮いて見える可能性があります。特に前歯や笑ったときに見える部分に詰め物がある場合は、見た目の違和感が強調されるかもしれません。
③詰め物の状態によっては再治療が必要
古いレジンは着色や劣化を起こしやすいため、ホワイトニング後の色に合わせて新しく作り変えた方が良い場合もあります。
セラミックの場合も色調の違いが気になる場合は、かぶせ物の作り直しが必要になる可能性もあります。
④ホワイトニングで白くした後に詰め物の色調を合わせる
ホワイトニングをして白くなった歯に合わせて、詰め物を再度作り直すことで、より自然で統一感のある仕上がりが期待できます。
詰め物があってもホワイトニングは可能ですが、その後の見た目の調和を考慮して、色の違いへの対応が必要になることがあります。
2. ホワイトニングと詰め物の交換、どっちが先？
歯を白くしたいという希望がある場合、ホワイトニングと詰め物の交換の順番を間違えると、理想の仕上がりが得られないことがあります。順番の基本的な考え方は「ホワイトニングが先」です。
①天然歯をホワイトニングで希望の白さまで明るくしてから詰め物を作成
天然歯を希望の白さまでホワイトニングで明るくした後、その白さに合わせて詰め物を作り直すことで、色のバランスが取れた仕上がりを目指します。先に詰め物を交換してしまうと、ホワイトニング後に詰め物だけ色が合わなくなることがあります。
②ホワイトニングの白さは永久ではない
ホワイトニング後は徐々に色戻りが起きることがあります。そのため、ホワイトニング直後ではなく、安定した色味を確認してから詰め物を作るのが一般的です。多くの場合、ホワイトニング後2週間ほど経過してから再評価を行います。
③詰め物の種類によって影響の出方が異なる
レジン素材の詰め物は変色しやすく、ホワイトニング後にその古さが目立つことが多いです。一方、セラミックなどの素材は色調が安定していますが、ホワイトニング後の白さに対して色の違いが気になる場合は作り直しが必要です。
④通院のスケジュールも考慮
詰め物の交換とホワイトニングを別々の時期に行うため、治療が数回に分かれる可能性があります。そのため、あらかじめスケジュールを歯科医師と相談することが重要です。
⑤順番を間違えると再治療が必要になることも
先に詰め物をしてしまうと、その後のホワイトニングで色が合わず、詰め物を作り直す必要が出てくることもあります。
結果として詰め物を作り直す二度手間になることもあります。
ホワイトニングを先に行い、色味が安定してから詰め物を交換する、という順番が治療の大切なポイントです。
3. ホワイトニングと詰め物交換の判断法と治療手
ここではホワイトニングと詰め物の交換、どちらを先に行えばよいのかを含めて、判断から治療完了までの流れを5つのステップで整理します。
①変色の種類と原因を確認する
まず最初に行うべきは、変色のタイプを見極めることです。歯の色の変化には以下のような原因があります。
・加齢による黄ばみ（エナメル質の薄化や象牙質の変色）
・飲食物や喫煙による外部からの着色
・神経を失った歯の内部変色
・古くなった詰め物・被せ物の色の変化や劣化
②ホワイトニングの適応があるか診断を受ける
ホワイトニングは天然の歯のみに作用します。そのため、神経を取った歯や人工物には効果がでにくい場合もあるでしょう。
・ホワイトニングで白くできる変色かどうか
・詰め物や被せ物の状態と色の違いがどの程度出るか
・口腔内にむし歯や歯周病はないか
③ホワイトニングで歯の白さを整える
ホワイトニングが適応であると診断されたら、先に天然歯の白さを整えます。主な方法には次の2種類があります。
・オフィスホワイトニング（歯科医院で施術）
・ホームホワイトニング（自宅でマウスピースを使用）
希望の白さに近づけるまで、数回にわたって施術を行うことがあります。また、ホワイトニング後すぐは色が一時的に明るくなるため、1～2週間ほど時間をおいて色が落ち着くのを待ちます。
④フ詰め物の交換が必要かを再評価
ホワイトニング後、歯の白さが安定したら、見た目のバランスを見て詰め物の再製作が必要かを歯科医師と一緒に判断します。以下のような場合は交換が勧められます。
・詰め物の色と天然歯の白さに明らかな差がある
・詰め物が古く、劣化や着色が目立っている
・詰め物の縁が浮いてきているなど機能面に問題がある
必要であれば、詰め物や被せ物の型取りを行い、ホワイトニング後の白さに合わせた色調で新たに作り直します。
⑤定期メンテナンスで白さを維持
治療が終わっても、歯の白さを保つには定期的なメンテナンスが重要です。
・クリーニングで着色を防止
・必要に応じてホームホワイトニングを継続
・詰め物の状態を定期的にチェック
とくにコーヒーやワインなど色素の強い飲食物をよく摂取する方は、メンテナンスの間隔が短くなることもあります。
4. 南阿佐ヶ谷駅徒歩1分の歯医者南阿佐谷ファミリー歯科のホワイトニング
阿佐ヶ谷駅徒歩6分、南阿佐ヶ谷駅徒歩1分の歯医者南阿佐谷ファミリー歯科では、患者さんの「歯を白くしたい」「黄ばみが気になる」といったお悩みにお応えするため、3つのホワイトニングメニューをご用意しています。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの中から、患者さんに最適な方法をご提案いたします。
施術前のカウンセリングでは、シェードガイドを使用し、患者さんの理想の白さを一緒に決めていきます。
オフィスホワイトニングは、当院にご来院いただき、歯科医師が施術を行います。
比較的短期間で効果を実感できる方法で、忙しい方にもおすすめです。
一方、ホームホワイトニングでは、患者さん専用のトレーを作製し、ご自宅でゆっくりとホワイトニングを進められます。
これらを組み合わせたデュアルホワイトニングでは、より高い効果と長持ちする持続性が期待できます。
施術は女性歯科医師が担当し、患者さんがリラックスして受けられるよう、細やかな配慮を心がけています。
ホワイトニングに関する不安や疑問にも丁寧にお答えしますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
ホワイトニングと詰め物の交換には、順番とタイミングの見極めが欠かせません。基本的には、天然歯を希望の白さにしてから、それに合わせて詰め物の作り直しをするのが理想的な流れです。色ムラを防ぐためには、ホワイトニング後の色の安定を待ってから交換することがポイントです。変色が気になり始めたら、まずは歯科医師による診断を受け、適切な治療計画を立てましょう。
阿佐ヶ谷駅、南阿佐ヶ谷駅周辺でホワイトニングと詰め物の交換についてお悩みの方は、南阿佐谷ファミリー歯科までお問い合わせください。
監修：南阿佐谷ファミリー歯科 院長 原 舞
資格
歯科医師
略歴
東京歯科大学 卒業
東京歯科大学 クラウンブリッジ補綴学講座
東京歯科大学大学院 歯学研究科 博士課程修了