▼目次
1. 歯の黄ばみは生まれつきか生活習慣か
2. ホワイトニングで効果が出やすい歯の黄ばみ
3. ホワイトニングで効果が出にくい歯の黄ばみ
4. 阿佐ヶ谷の歯医者 南阿佐谷ファミリー歯科のホワイトニング
鏡を見て「私の歯、黄色いかも…」と感じたことはありませんか?歯の黄ばみから、清潔感や見た目への印象が気になる方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングを検討するきっかけにもなるこの「黄ばみ」には、生まれつきの性質と、日常の習慣が関係していることがあります。すべての黄ばみがホワイトニングで改善できるとは限らないため、まずは黄ばみの原因を知ることが大切です。
今回は、歯の黄ばみが起きる原因と、ホワイトニングで効果が出やすい・出にくいケースについて解説します。
1. 歯の黄ばみは生まれつきか生活習慣か
歯の黄ばみには、「もともとの歯の色」と「生活によってついた着色」という2つの原因が挙げられます。それぞれ、先天的なものと後天的なものに分けて見ていきましょう。
<先天的な要素>
①エナメル質の厚さによる個人差
歯の表面のエナメル質が薄いと、内側の象牙質の黄色が透けて見えることがあります。このエナメル質の厚さには個人差があり、生まれつき歯が黄みがかって見える方もいます。
②発育段階の影響
歯の発育時にエナメル質や象牙質の形成が不十分だった場合、歯の変色が見られることがあります。また、乳歯から永久歯に生え変わる際に色の違いを感じることもあります。
<後天的な要素>
①飲食や喫煙による着色
コーヒー・紅茶・カレーなどの色の濃い飲み物や食べ物による着色や、喫煙によるヤニなどが歯の表面に沈着することで、時間とともに歯が黄ばんでくることがあります。
②加齢による変化
年齢を重ねるとエナメル質がすり減り、内側の象牙質が見えやすくなるほか、小さなひびから着色が入り込むこともあります。
このように、黄ばみの原因は一つではありません。先天的か後天的かによって適した対処法が異なります。まずは、原因を知ることが大切になります。
2. ホワイトニングで効果が出やすい歯の黄ばみ
ホワイトニングは、すべての歯の色の悩みに対して効果があるわけではありません。特に、歯の表面に沈着した着色汚れ(ステイン)などには作用しやすいとされていますが、内側からの変色には効果が出にくい場合もあります。
以下では、比較的ホワイトニングの効果が期待しやすいとされるケースをご紹介します。
①飲食による着色(外因性のステイン)
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色の濃い食べ物や飲み物によって歯の表面に着いた着色(ステイン)は、ホワイトニングによって分解・除去されやすいとされています。着色しやすい物を定期的に摂取している方は、歯の表面のクリーニングと併用することで、より白さを実感しやすくなります。
②喫煙によるヤニ汚れ
タバコのヤニによる着色もホワイトニングで改善されやすい傾向があります。ただし、沈着の度合いによっては先にクリーニングが必要になることもあります。
③加齢による黄ばみ
年齢とともにエナメル質が薄くなり、象牙質の黄ばみが透けて見えることがあります。このような黄ばみに対しても、ホワイトニングで明るさを取り戻せる可能性がありますが、変化の度合いには個人差があります。
④軽度の内因性変色
歯の内部の変色であっても、軽度であればホワイトニングである程度のトーンアップが期待できることがあります。継続的に行うホームホワイトニングでは、ゆっくりとした変化が見られる場合があります。
このように、歯の表面についた着色や、軽度の内部変色はホワイトニングで改善が期待される代表的なタイプです。
3. ホワイトニングで効果が出にくい歯の黄ばみ
一方で、歯の構造そのものに起因する黄ばみや、深部に原因がある変色では、ホワイトニングで十分な効果が得られにくいことがあります。
以下のようなケースでは、別の治療方法が検討されることもあります。
①生まれつき象牙質の色が濃い場合
元々、象牙質自体が黄色っぽい色をしており、エナメル質を通して透けて見えている場合、ホワイトニング剤の影響が届きにくく、効果がわかりにくい傾向があります。これは、エナメル質が薄い体質の方に多くみられます。
②発育期の薬剤による変色(テトラサイクリン歯)
子どものころに服用した抗生物質(テトラサイクリン系)によって、歯の内部に色素が沈着することがあります。こうした内因性の変色は、ホワイトニングだけでは改善が難しいと言われています。
③歯の神経がない歯(失活歯)
神経を抜いた歯は、時間とともに黒ずんだりグレーがかった色に変化することがあります。この変色は、歯の内部から起きているため、通常のホワイトニングでは効果が出にくいです。この場合、別の処置(内部漂白や被せ物など)が必要になることがあります。
④人工物の変色(詰め物や被せ物)
保険適用のプラスチックや金属による詰め物・被せ物の変色は、ホワイトニングでは白くなりません。この場合は、詰め物や被せ物をやりかえる方法をとることが多いです。
このような黄ばみに対しては、ホワイトニングでは変化が出にくいため、歯医者で適切な方法を提案してもらうことが大切となります。
4. 阿佐ヶ谷の歯医者 南阿佐谷ファミリー歯科のホワイトニング
阿佐ヶ谷駅徒歩6分、南阿佐ヶ谷駅徒歩1分の歯医者 南阿佐谷ファミリー歯科では、患者さんの「歯を白くしたい」「黄ばみが気になる」といったお悩みにお応えするため、3つのホワイトニングメニューをご用意しています。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの中から、患者さんに最適な方法をご提案いたします。
施術前のカウンセリングでは、シェードガイドを使用し、患者さんの理想の白さを一緒に決めていきます。
オフィスホワイトニングは、当院にご来院いただき、歯科医師が施術を行います。
比較的短期間で効果を実感できる方法で、忙しい方にもおすすめです。
一方、ホームホワイトニングでは、患者さん専用のトレーを作製し、ご自宅でゆっくりとホワイトニングを進められます。
これらを組み合わせたデュアルホワイトニングでは、より高い効果と長持ちする持続性が期待できます。
施術は女性歯科医師が担当し、患者さんがリラックスして受けられるよう、細やかな配慮を心がけています。
ホワイトニングに関する不安や疑問にも丁寧にお答えしますので、まずはお気軽にご相談ください。
▼南阿佐谷ファミリー歯科のホワイトニング施術詳細はこちら
まとめ
歯の黄ばみには、生まれつきの要因と生活習慣による着色の両方が関係してきます。
ホワイトニングは、飲食や喫煙などによる表面の着色に対して効果が期待されますが、すべての黄ばみに対応できるわけではありません。内部に原因がある変色や、生まれつき象牙質の色が濃い場合などは、他の治療法の検討が必要になる場合もあります。自分の歯の色の原因を把握したうえで、適切な方法を選ぶことが大切です。
阿佐ヶ谷駅、南阿佐ヶ谷駅周辺でホワイトニングをご検討の方は、南阿佐谷ファミリー歯科までご相談ください。
監修:南阿佐谷ファミリー歯科 院長 原 舞
資格
歯科医師
略歴
東京歯科大学 卒業
東京歯科大学 クラウンブリッジ補綴学講座
東京歯科大学大学院 歯学研究科 博士課程修了